かわじ民夫

河治 たみお
日本共産党横浜市会議員
議会

岩国基地を視察

2015年11月18日

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16~17日、基地対策特別委員会で古谷副委員長と岩国基地へ会派視察に行きました。岩国市の基地政策の基本方針を伺い、現地の実態について調査してきました。
 岩国基地は米軍基地再編に関わり、厚木基地の空母艦載機が移駐されようとしている基地です。航空機騒音をはじめ基地問題は住民に大きな被害をもたらしているもので、これまでの市長選挙でも大きな争点となってきました。
 岩国市は総合計画を策定し、基地政策では「基地との共存」を掲げました。住民が安心して暮らせる環境確保のため、国や米軍に配慮を求めつつ、地元負担と協力に見合う財政的支援を求めるとのことです。
113 しかし、市の中心市街地に基地があることで、経済的損失や騒音等、住民生活が大きく損なわれている事実も伺ってきました。航空機の大型化、ジェット化が進むにつれて飛行場に隣接する工場の煙突が航空障害物となり、1954(昭和29)年、帝人㈱岩国工場に対し、米軍から同工場発電所の煙突を50フィート(15.24m)切断するようとの申し入れがあり、特定障害物として除去したものの、その保障はされなかったとのこと。常に航空機の騒音と墜落や落下物の危険にさらされ、さらには米軍の要求で空域制限表面が設定され、工場の増設や誘致に対しても大きな支障をきたしているとのこと。(基地と岩国=岩国市発行)
 こうした中で基地反対の運動も精力的に勧められていることを岩国雄平和委員会の人から丁寧に話してもらいました。そして現地の案内もしていただき、航空機の飛び立つ真下でタッチ&ゴー(離着陸)の確認や、造成中の米軍住宅建設予定地を案内してもらい、基地被害の実態を学んできました。
平和委員会のみなさん、ありがとうございました。

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